就活苦戦の学生諸君へ

暇オヤジはTV番組をリアルタイムで見ることはあまり多くなく、ほとんど見たい番組は録画して見ることが多い。CMを飛ばして、1.5倍速で見ると1時間番組が30分程度で見ることができるし、次回予告を見て見たいと思った番組が待たなくとも見ることができる。
 試してガッテン(NHK)
 超絶スゴ技(NHK)
 世界の村で発見(ABC)
 YOUは何しに日本へ(TVO)
 和風総本舗(TVO)
 未来世紀ジパング(TVO)
 カンブリア宮殿TVO)
 ガイヤの夜明け(TVO)
 世界の果てまでイッテQ(YTV)
 そこまで言って委員会NP(YTV)
 世界番付(YTV)

数日前のM日新聞に過労自殺の賠償金で基金が設立されたとの記事が掲載されていた。この記事をみて3月に放映されていたガイヤの夜明けを思い出した。
番組は『ブラック企業』と呼ばれる法人とその雇用者を取り上げていた。
ブラック企業として取り上げられていたのが、〓き家、〓民、〓ンキホーテ、〓リさんマークの引越社。
懲戒解雇されたと訴訟を起こした(元?)社員が「懲戒解雇は死刑と同じ」話していた。そのことを否定するものではないが、一個人が訴訟を起こしたためにブラック企業とマスコミに取り上げられその業績に多大なマイナス効果を与えることも事実である。(現実に〓民の業績は急激に悪化した。店舗の閉鎖、事業から撤退、切売りをしている)

最近、ほとんど聞かないが『会社は誰の物か?』って議論があった。
 -資本家
 -経営者
 -従業員
何かが欠けても企業は成立しないかも知れないが、暇オヤジは資本家の物だと思う。
資本家は資産がゼロになる可能性がある投資(資本投下)を行うのは金利の数倍の配当が期待されるからであり、金利より低い配当しか得られない企業に投資するのは配当を期待する資本家としてはあり得ない。
また中小零細企業では資本家=経営者である。
大企業(上場企業など)ならどうかと資本家は投資家で経営者とは分離されている場合が多いが(資本家でない)経営者は投資家の利益を生まなければ主(資本家)にその任を解かれることもある。
公益事業やインフラ産業では収益だけを求めればよいとは言えないが、事業を継続するには最低の収益は必要である。
いずれにせよ収益に貢献しない経営者、従業員は資本家に取っては無用の長物にしか過ぎない。

日本での労働の下記のルールは一見労働者に優しいルールだが、企業にとっても労働者にとっても諸悪の根源だ。
(1)生産性に関わらず労働時間に対して対価(給料)を支払え(*1)。
 ・1日に1,000個の物を作るA君と800個しか作れないB君は同じ給料
  (または不足200個作るために残業するB君の給料が多い)
 ・労働時間に対して対価を払うなら工夫して生産性を上げるなどの努力は生まれない。
  (社会主義が失敗した理由)
 ・結果、経営者は生産性の低い者を想定した時間単価を設定することになる。
  (生産性の高い者の単価が低く抑えられる)
(2)規定(40時間/月だったかな)の時間以上の時間外労働(残業)をさせてはいけない
 ・生産性が評価されずに一定の単価でしか賃金を得られない労働者は収入を増やそうとすると
  労働時間を増やすしかないが、これも上限が定められている。
 ・企業活動でない社会教育などの研修も多くの場合時間外労働とみなされる。
  利益、貯えの薄い中小零細企業じゃ変遷のための新しい技術(技能)の研修なんてできない。
  研究開発なんて夢のまた夢
(3)一度雇用した者は業績にマイナスであっても解雇することができない。
 ・週に2日しか出勤しない社員(医師の「業務上のストレスによる・・・診断書」が提出されたりする)
 ・こんな仕事でなく、(自分に能力がないのに)もっと上流の仕事をしたいと言って、
  与えられた仕事をしない社員
  生産性の低い社員は困ると1項で記述しましたが3項の社員はもっと困り者です。
  こんな社員でも一旦採用通知を発行すると解雇できません。
  監督署は前者について「健康に問題があるから経過観察をしながら完治するまで不規則でも勤務させろ」、
  後者については「教育・研修を実施し本人の望む業務につけろ」と指導することもあります。

  そうなると入替が困難な社員を自社で採用する企業は激減することになり、
  高度なノウハウが必要ない業務で高い生産性を維持するには簡単に入替えのできる派遣社員を使う。
  (どんな業種・職種でも派遣社員が使えるのも正規雇用が増えない原因。
  元から正規雇用する気なんてない企業には何年継続派遣したら正規雇用になんていうのは
  意味のない縛りでしかない。
)

資本主義の最も基本的な考えは物の価格は需要と供給のバランスで決まる
転じて、労働者の価格を時間単価とするなら労働者の単価は能力(才能)に応じて決まる
 歌がうまい、
 美味しい料理を提供できる、
 売れる製品を開発する、
 ボールを蹴るのがうまい、
 他人の倍の速度で物を生産できる 等々
他の人より抜きんでる能力があれば高単価となる。
 時間単価の高い人の給与例
  20,000円/時間×8時間/日×20日/月=3,200,000円/月(月給320万円)
  能力のある人は、その労働時間を減らして余暇を多く楽しむことも可能だし、
  本当に代替の効かない者であれば時間単価を更に高額にすることも可能である。
対して、何の才能もない人(*2)は誰でもでき、いつでも代替が可能な職業に就くしかない。市場に供給が多いので必然的に単価は安くなる。
 時間単価の低い人の給与例
  1,000円/時間×8時間/日×20日/月=160,000円/月(月給16万円)
  労働者が賃金を上げようとすると、時間単価の高い仕事に就くか労働時間を増やすことになるが、
  時間単価の高い仕事に就くには能力が必要で、就きたい労働者が全員就けるものではない。
  長期に渡って自分への投資・研鑽を行い能力が身につけば時間給1,500円の労働、2,000円の労働・・・と
  時間単価の高い業務に移ることは可能であるが、時間が掛かるし、かなりの努力が必要である。

この春、新卒で社会人となる若者の大半は代替可能な(時間単価1,000円の)労働者となる。
代替可能な労働者を分類すると
 ・今は代替可能な労働者だが、いつかは経営者・資本家になろうと考え・行動する層
     →脱出願望層(*3)
 ・今後とも代替可能な労働者。嫌であっても脱却に向けて行動もしない層(おそらく大多数)
     →無欲無活層(*3)
 ・代替可能な労働者でけっこう、自分は労働以外の時間を有意義に過ごしたいという層
    →二元人格層(*3)

能力のない者が手っ取り早く給料を上げようとすると労働時間を増やすしかない。
〓民社長の言葉として『365日24時間死ぬまで働け』は今でもネットに掲載されているが、暇オヤジは真意が抜け落ちていると受け取っている。真意は「特別な才能のない者が多くを得ようとしたら365日24時間死ぬ(つもり)で働け」なのだ。そこ位の覚悟がないと得るものはない。
(得るもの=「資金」であったり「ステップアップや独立へのノウハウ」だったりする。)
志のある者(脱出願望層)は飛躍の土台にするために働きながらそんな空気を学ぶ場も世の中には必要だ。
そんな企業風土であることも知らずに入社した無欲無活層の者が入社することが本人にとっても企業にとっても悲劇の始まりである。
総じて学生は企業について勉強していないのでテレビCMを流しているBtoC企業(*4)のおもて面しか知らない。どんな企業にも表裏が少なからずあってどんな企業か自分にあってるなんてほとんど分からない。
さらに、接する事のないBtoB企業(*5)をなんてほとんど知らない。親も教師も人に語れる程企業を知らない。
知らない企業への就職を決めなければならないときに選択されるのが良悪基準でなく知名度の高いBtoC企業となる。(小池/鳥越/増田の東京都知事選とよく似ているかも 2016/07)
急成長して上場を成しえた企業は経営者の才能、時流(運)も大きな要素であるが創業時に〓民社長と同じように他人の2倍、3倍働いて基礎を作っている。
1日8時間以上働きたくない、将来どうなるかはどうせ分からない、努力するのがイヤなで、一生代替可能労働者でイイって人(無欲無活層)は労働環境がきついと呼ばれる企業に入ってはいけない。
(うまく行けば面白おかしく生きて、行き詰ったら政府がなんとかしてくれることに賭ければいいのです。)
天賦の才も無く、遊び呆けて何の能力もない者で代替可能労働者になってから気づいた者(脱出願望層)が変革のきっかけを学べるのはブラック企業であると思う。

企業設立基準を満たすための法律など知らぬ存ぜぬで起業し経営を続けながら徐々に改善、現在にいたる企業。今でこそ公益を謳っているが60~70年代は公害をまき散らして現在に至っている製造業大手企業は星の数ほど存在する。こんな企業今の言葉でいえば間違いなく元ブラック企業である。

大学4年間で身に付ける物もなく学生時代を過ごして就活時期になって自分が代替可能労働者になること以外に道はないことに初めて気づいた就活学生諸君は脱出願望者、無欲無活者、二元人格者であるかを知ったうえで就活を行ってください。間違った選択はこれからの人生を不幸にします。
これはブラック企業を称賛するレポートではありません。その他大勢じゃイヤだって学生諸氏の奮起を期待し、日昇る国の復活を望むレポートです。

この春大学に入学する諸君へ  → http://net-oyaji.at.webry.info/201303/article_19.html
何気なく一言、粒したら       → http://net-oyaji.at.webry.info/201307/article_31.html

*1:一部裁量労働制などもありますが、基本は労働時間制
*2:なんの努力もしないで面白可笑しくノホホンと学生時代を送りいざ就活時期に気づく人達の大多数がこんな人
*3:仮にこんなネーミングとします
*4:Business to Consumer 一般消費者と取引を行う企業
*5:Business to Business 企業対企業で取引を行う企業








趣  味 : バイク NC750X DCT(2014) ← CB750c Exclusive(1980)
     旅行(いつでもどこでもいけるようになったら、懐が寒いのに気づかされた)
嫌いな物: ゴルフ 白いクラウン ケータイ
好きな物
 ラーメン : 昔、中華そばって呼んでたあっさりラーメン
        (なつかしい味を探してます)
 たこやき :銀だこのミナミ進出にがっかり

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    Excerpt: 先日、早朝のバラエティ番組で合同説明会に参加している学生、企業担当者にインタビューしていた。 来年卒業者への求人はかなり活発で "売り手市場" との事 運動会をしたりVR映像を流したりで企業は学生.. Weblog: ねっとオヤジは暇オヤジ (ネット親父は暇おやじ) racked: 2017-03-31 17:34

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